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PILATES STUDIO

ピラティススタジオ開業の全体像

ピラティスは女性客を中心に伸びている成長業態です。同じ「ピラティス開業」でも、マット中心の少資本スタートと、リフォーマーを揃えるマシン型では、開業資金が10倍以上変わります。このページでは営業形態ごとの資金・客単価の違いと、収益モデル・利益率・回収期間の業界平均をまとめ、資金・補助金・年収・資格・FCの深掘り記事へ案内します。

客単価/月
約13,000円
開業資金
100〜3,500万円
営業利益率
約28%
投資回収
2〜5年

監修: 山本貴大(店舗マーケティング専門家) / 公開日 2026年6月2日 / 数値は業界平均・目安

営業形態の比較|開業資金は形態で10倍以上変わる

ピラティスの開業は、どの営業形態を選ぶかで初期投資も客単価も大きく変わります。少資本で始めたいのか、専用設備で差別化したいのかを、まずここで見極めます。

営業形態 主な設備 開業資金目安 客単価/月 向くケース
マットピラティス マット中心・少設備、レンタルスタジオ併用可 100〜500万円 6,000〜12,000円 少資本・自宅/副業から始めたい
マシンピラティス(個人) リフォーマー等のマシンを複数導入、専用スタジオ 800〜2,000万円 12,000〜18,000円 専用設備で差別化したい
マシンピラティス(FC) 本部仕様のマシン・内装、ブランド集客 1,000〜3,500万円 12,000〜20,000円 未経験・ブランド力で立ち上げたい
パーソナルピラティス マシン1〜2台・完全個室、1対1セッション 500〜1,500万円 セッション制で高単価 高付加価値・少人数で運営したい

マット型は自宅やレンタルスタジオから100万円台で始められる一方、集客と単価の上限が低めです。マシン型は専用スタジオで高単価を狙えますが、リフォーマーと内装で初期投資が重くなります。少資本のマット開業の進め方は 自宅・マットで少資本開業する で、形態別の資金内訳は 開業資金の記事 で確認できます。

収益モデル|20坪・会員120人のマシン型モデルケース

ピラティススタジオの売上は「月会費 × 会員数 × 継続率」が軸で、ここに体験料や物販が乗ります。下表は20坪・リフォーマー8台・会員120人・月会費13,000円という、マシン型グループレッスンの業界平均レンジのモデルケースです。

月商(会員120人 × 13,000円) 1,560,000円
− インストラクター人件費 480,000円
− 家賃 240,000円
− マシンリース・償却 130,000円
− 水道光熱費 50,000円
− 集客・広告費 100,000円
− その他経費 80,000円
営業利益(利益率 約31%) 480,000円

オーナー自身がインストラクターを兼ねると人件費を圧縮でき、利益率は上振れします。逆にマシンを増やしすぎたり、稼働率の低い時間帯を埋められないと、固定費が重くなり回収が遅れます。

スタジオオーナーの年収を見る →

開業資金|形態で100万円台〜3,500万円

マットピラティスはマットとレンタルスタジオから100〜500万円で始められます。マシンピラティスはリフォーマーや内装の比重が大きく、個人開業で800〜2,000万円、FC加盟では1,000〜3,500万円が目安です。どこにいくらかかるかの内訳と、資金を抑える方法は開業資金の記事にまとめています。

開業資金の内訳と調達方法をさらに詳しく →

経営ベンチマーク|業界平均の指標

自店の数字が業界平均からどれだけ離れているかを把握すると、改善の優先順位が見えてきます。下表は経営の健全性を測る代表的な指標です。

指標 業界平均 レンジ
客単価(月額) 約13,000円 8,000〜18,000円
リフォーマー1台あたり会員数 約15人 10〜20人
月次継続率 約85% 70〜95%
インストラクター人件費比率 約30% 25〜40%
家賃比率 約15% 12〜22%
営業利益率 約28% 15〜38%

この業態が向く人・向かない人

向いている人

  • マット型なら100〜500万円の少資本、マシン型は1,000万円超の資金を用意できる
  • BASI・STOTT・PHI などの指導資格を保有、または取得する予定がある
  • 女性客中心の接客と、継続を支えるコミュニティ運営に前向き
  • 商圏人口5万人以上で、駅近・視認性の高い立地を狙える
  • Instagram などでスタジオの世界観を発信することに抵抗がない

慎重に検討したい人

  • マシン型で1,000万円超の初期投資の回収計画が描けない
  • 指導資格も指導経験もなく、インストラクター採用の当てもない
  • 競合スタジオが密集するエリアで、差別化の方向性が定まっていない
  • 短期での投資回収を最優先したい(回収は2〜5年が目安)

FC加盟と個人開業の違い

ピラティスは、CLUB PILATES や zen place などのFCと、個人開業の二極化が進んでいます。短期の収益安定はFC加盟、長期の利益率は個人開業に分がある、というのが大きな傾向です。加盟金やロイヤリティの本部別の実額は変動が大きいため、各社の最新募集要項で確認するのが前提になります。

FC加盟

本部の集客支援・研修・マシンと内装の仕様が整い、未経験でも立ち上げやすい形です。加盟金とロイヤリティが利益を圧迫するため、本部支援の中身と費用の釣り合いを見極めます。マシン型FCは初期費用が1,000万円を超えることが多くなります。

個人開業

ロイヤリティがなく、利益率を高く狙える形です。マット型なら少資本で始められ、マシン型でも本部費用がない分だけ投資を抑えられます。資格・集客・スタジオの世界観づくりを、すべて自前で組む必要があります。

フランチャイズ本部の比較を見る →

よくある質問

Q. ピラティススタジオの開業資金はいくらですか?
営業形態で大きく変わります。マット型は100〜500万円の少資本から始められる一方、リフォーマーなどを導入するマシン型は1,000〜3,500万円が目安です。FC加盟か個人開業か、専用スタジオかマンション一室かでも総額が動きます。内訳と圧縮の方法は開業資金の記事で確認できます。
Q. 未経験でもピラティススタジオを開業できますか?
法的には資格がなくても開業できます。ただし顧客の信頼と安全の確保のため、BASI・STOTT・PHI などの指導資格が土台になります。未経験から始める場合は、資格を取得するか、有資格のインストラクターを採用する、もしくはFCの研修を活用する形が現実的です。
Q. マシンピラティスとマットピラティス、どちらで開業すべきですか?
用意できる資金と狙う客層で決まります。マット型は少資本でグループレッスン中心、マシン型は高単価で差別化しやすい代わりに初期投資が重くなります。本ページの営業形態比較で、設備・資金・客単価・向くケースを並べて確認できます。
Q. ピラティススタジオは儲かりますか?
営業利益率は業界平均で約28%が目安です。月次継続率が70〜95%と高く、会員ビジネスとして収益が安定しやすいのが特徴です。一方でマシン型は初期投資が重く、回収には2〜5年かかります。オーナーの手取りは年収の記事で確認できます。
Q. FC加盟と個人開業では、どちらがよいですか?
短期の収益安定はFC加盟、長期の利益率は個人開業に分があります。FC加盟は本部の集客支援やマシン・内装の仕様が整う代わりに、加盟金やロイヤリティで初期費用と利益が圧迫されます。加盟金やロイヤリティの本部別の条件は、各社の最新募集要項でご確認ください。

データ出典・注記

  • 客単価・利益率・開業資金・継続率などの数値は、経済産業省「特定サービス産業実態調査」、矢野経済研究所、業界誌 Fitness Business、各社公開情報をもとに 2026-05 時点で集約した業界平均・目安です
  • 営業形態別の開業資金は、設備構成・物件・FC本部の有無で実数が変動します。本ページのレンジは標準的な目安であり、特定の店舗・本部の実績を示すものではありません
  • FC加盟金・ロイヤリティ・加盟条件は本部ごとに異なり変動も大きいため、各社公式の最新募集要項でご確認ください
  • 記載の補助金・資格制度は公募回や年度で条件が変わります。申請前に必ず公式の公募要領・実施団体の情報をご確認ください