24H GYM
24時間ジム開業の全体像
24時間ジムは、無人運営で人件費を抑えながら会員制で安定収益を狙う業態です。同じ「24時間ジム開業」でも、自力の個人開業と大手フランチャイズでは、開業資金が倍以上変わります。このページでは運営形態ごとの資金の違いと、会員数・坪効率・利益構造の業界平均をまとめ、開業資金・FC比較・経営の深掘り記事へ案内します。
- 月会費
- 7,000〜12,000円
- 開業資金
- 3,000万〜1億円
- 会員数目安
- 300〜500人
- 投資回収
- 3〜7年
監修: 山本貴大(店舗マーケティング専門家) / 公開日 2026年6月4日 / 数値は業界平均・目安
運営形態の比較|自力かFCかで資金が倍以上変わる
24時間ジムの開業は、自力で運営を組むか、フランチャイズの仕組みを使うかで初期投資が大きく変わります。立ち上げの確実性を取るか、利益率を取るかを、まずここで見極めます。
| 運営形態 | 特徴 | 開業資金目安 | 月会費 | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| 個人開業(自力運営) | スタッフ最小、自分で集客と運営を構築。ブランドなし | 3,000〜6,000万円 | 7,000〜10,000円 | 集客と運営を自前で組める経験者 |
| FC加盟(大手24時間ジム) | 本部仕様のマシン・内装、ブランド集客・研修 | 8,000万〜1億円+加盟金 | 8,000〜12,000円 | 未経験・ブランドと集客支援で立ち上げ確実性を買いたい |
| 無人特化・小型 | 中古マシン・小坪で初期を圧縮、認証システムで人件費を極小化 | 数千万円規模 | 7,000〜9,000円 | 人件費を抑えて副業・多店舗を狙いたい |
FC型は本部の集客とブランドで立ち上げやすい一方、加盟金とロイヤリティが利益を圧迫します。自力開業は資金を抑えられますが、集客と運営をすべて自前で組む必要があります。形態別の資金内訳は 開業資金の記事 で確認できます。
収益モデル|40坪・会員400人の無人運営モデルケース
24時間ジムの売上は「月会費 × 会員数 × 継続率」が軸です。下表は40坪・会員400人・月会費8,500円という、無人運営の業界平均レンジのモデルケースです。無人運営でスタッフ人件費を抑えられるのが、この業態の収益面の強みです。
| 月商(会員400人 × 8,500円) | 3,400,000円 |
|---|---|
| − スタッフ人件費(朝夕のみ) | 300,000円 |
| − 家賃 | 600,000円 |
| − マシンリース・償却 | 600,000円 |
| − 水道光熱費(24時間稼働) | 350,000円 |
| − セキュリティ・認証システム | 150,000円 |
| − 集客・広告費 | 200,000円 |
| − その他経費 | 200,000円 |
| 営業利益(利益率 約29%) | 1,000,000円 |
会員数が坪効率の上限に近づくほど、同じ固定費から得られる利益が増えます。逆に会員が損益分岐点に届かないと、24時間分の水道光熱費とマシンの償却が重くのしかかります。会員数の妥当ラインは坪効率から逆算します。
開業資金|自力3,000万円〜・FC型8,000万円〜
24時間ジムの開業資金は、マシンと内装の比重が大きく、自力の個人開業で3,000〜6,000万円、大手FCに加盟すると加盟金を含めて8,000万〜1億円が目安です。中古マシンや小坪で抑える無人特化型なら数千万円規模に圧縮できます。内訳と資金を抑える方法は開業資金の記事にまとめています。
経営ベンチマーク|業界平均の指標
24時間ジムは会員数と坪効率で利益が決まります。自店の数字が業界平均からどれだけ離れているかを把握すると、改善の優先順位が見えてきます。
| 指標 | 業界平均 | レンジ |
|---|---|---|
| 会員数 | 約400人 | 300〜500人 |
| 坪あたり会員数 | 約10人 | 8〜12人 |
| 月次継続率 | 約90% | 85〜95% |
| 人件費比率(無人で低い) | 約12% | 8〜18% |
| 水道光熱費比率(24時間稼働) | 約10% | 8〜14% |
| 営業利益率 | 約28% | 20〜35% |
この業態が向く人・向かない人
向いている人
- 3,000万円〜(FC型は8,000万円〜)の初期投資と、その回収計画を描ける
- 無人運営のための認証・防犯・予約システムを使いこなせる
- 会員数と坪効率を数字で管理し、稼働率を上げる運営ができる
- 商圏人口3万人以上で、駅近・幹線道路沿いの視認性の高い立地を狙える
- マシンの選定とメンテナンス、清掃の体制を整えられる
慎重に検討したい人
- FC型で8,000万円超の初期投資の回収計画が描けない
- 無人運営の事故・トラブル対応の体制を準備できない
- 競合の24時間ジムが密集するエリアで、価格以外の差別化がない
- 短期での投資回収を最優先したい(回収は3〜7年が目安)
FC加盟と個人開業の違い
24時間ジムは、ANYTIME FITNESS や JOYFIT24 などのフランチャイズと、自力の個人開業に分かれます。立ち上げの確実性はFC加盟、長期の利益率は個人開業に分があります。加盟金やロイヤリティの本部別の実額は変動が大きいため、各社の最新募集要項で確認するのが前提です。
FC加盟
本部のブランド・集客支援・マシンと内装の仕様が整い、未経験でも立ち上げやすい形です。加盟金とロイヤリティが利益を圧迫するため、本部支援の中身と費用の釣り合いを見極めます。初期費用は8,000万円を超えることが多くなります。
個人開業
ロイヤリティがなく、利益率を高く狙える形です。中古マシンや小坪で初期投資を抑えられますが、集客・運営・無人化の仕組みを、すべて自前で組む必要があります。
テーマ別に深掘りする
開業資金・フランチャイズ・利益構造など、知りたいテーマから読み進められます。
よくある質問
- Q. 24時間ジムの開業資金はいくらですか?
- 運営形態で大きく変わります。自力の個人開業で3,000〜6,000万円、大手のフランチャイズに加盟する場合は加盟金を含めて8,000万〜1億円が目安です。中古マシンや小坪で抑える無人特化型なら、数千万円規模に圧縮できます。内訳と調達は開業資金の記事で確認できます。
- Q. 24時間ジムは無人で運営できますか?
- カードキーによる入退室と防犯カメラ、予約・決済システムで、スタッフは朝夕の清掃・対応のみという無人運営が主流です。人件費を売上の1割前後まで抑えられるのが収益面の強みですが、事故やトラブルへの対応体制と防犯設計が前提になります。
- Q. 24時間ジムは儲かりますか?
- 営業利益率は業界平均で約28%が目安で、無人運営による人件費の低さが効いています。ただし会員数と坪効率で利益が決まり、初期投資が大きいため回収には3〜7年かかります。会員数の妥当ラインと利益構造は、経営・利益の記事で坪効率から解説しています。
- Q. 個人開業とフランチャイズ、どちらがよいですか?
- 未経験で立ち上げの確実性を買うならフランチャイズ、自力で集客と運営を組めて利益率を高めたいなら個人開業です。FCはブランドと集客支援が整う代わりに、加盟金とロイヤリティが利益を圧迫します。本部別の条件は各社の最新募集要項で確認してください。
データ出典・注記
- 会員数・利益率・開業資金・継続率などの数値は、業界誌 Fitness Business・各社公開情報・公的統計をもとに 2026-05 時点で集約した業界平均・目安です
- 運営形態別の開業資金は、マシン構成・坪数・FC本部の有無で実数が変動します。本ページのレンジは標準的な目安であり、特定の店舗・本部の実績を示すものではありません
- FC加盟金・ロイヤリティ・加盟条件は本部ごとに異なり変動も大きいため、各社公式の最新募集要項でご確認ください